持続化補助金【低感染リスク型】でネット通販を開始した鞄店の事例④

小規模事業者持続化補助金

 同店は、地方都市に立地する鞄店ですが、小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】に採択され、ネット通販を展開する費用の一部を調達することができました。当コラムでは、同店が応募時に作成した計画書の内容から、採択された理由を検証していきます。

 以下は、当補助金に応募する際に作成する「様式1」の構成ですが、今回は前回のコラム持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】でネット通販を開始した鞄店の事例③に引き続き、赤枠部分<補助事業計画>「3.補助事業の効果」を見ていきます。なお、当コラムの内容は2021年11月24日時点の情報に基づいています。

1.持続化補助金【低感染リスク型】に採択された想定理由

(1)相乗効果を述べたため

 同店は既存のホームページと今回の補助事業で立ち上げる通販サイトを連携させることによって、既存のホームページを訪れる方が同店の通販サイトで買い物をしてくれる可能性が高まることを述べておりました。

 このように既存事業との相乗効果が見込めることは、補助事業単体での効果よりも大きな効果を見込むことが可能となり、このことが採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

(2)定量的効果を述べたため

 同店は、当補助事業を展開することによって売上高が増加するという効果を述べておられました。そして、補助事業展開前と比べて売上高がいくら増加し、どの程度の増加率が見込めるのか、数値を盛り込んで効果を記載しておられました。

 数値で表すことのできる効果を定量的効果と呼びますが、これを示すことは効果をしっかりと検証したこと、そして効果の大きさが分かるため、記述の信憑性が高く、このことも同店が採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

(3)当補助金の目的達成を効果として述べたため

 同店は、補助事業の効果として当補助金の大きな目的である「対人接触機会の減少」を挙げておられました。同店の補助事業は通販サイトの開設ですから、当然、対人接触機会は減少するわけですが「分かってくれるだろう」という甘い期待は抱かず、当補助金の目的が達せられることをしっかり述べたことも採択を引き寄せた要因のひとつと考えられます。

 今回のコラムでは、小規模事業者持続化補助金【低感染リスク型ビジネス枠】の計画書<補助事業計画>「3.補助事業の効果」から採択された理由として、(1)相乗効果を述べたため、(2)定量的効果を述べたため、(3)当補助金の目的達成を効果として述べたため、を挙げました。

 ここまで4回にわたり、同店の計画書に記載した内容から採択された想定理由を述べてきましたが、同店の計画書は、当補助金の目的を意識した記述とビジュアルに訴求した部分が多かった特徴があります。このような点をご参考にしていただき、当補助金の採択を目指していただければと思います。

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4.電子書籍のご案内(2021年3月22日発行)

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