持続化補助金に採択された研修会社が作成した計画書の事例④

小規模事業者持続化補助金

 同社は、全国の顧客企業に研修を提供する会社ですが、ホームページをリニューアルするとともに、自社の研修をwebと雑誌広告で訴求しようと考え、小規模事業者持続化補助金に応募したものの、不採択となってしまいました。

 そこで再度応募するにあたり、アドバイスを求められた弊社は、この計画書をブラッシュアップする支援を行い、結果として同社は採択されました。今回のコラムは、このブラッシュアップのポイントを見ていくシリーズの第4回目です。

 下図は、小規模事業者持続化補助金<一般型>に応募する際の作成資料ですが、今回のコラムでは、その赤枠部分、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書① <経営計画>「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」について見ていきます。

 なお、当コラムの内容は<低感染リスク型ビジネス枠>にも応用できますので、そちらに応募を予定されている方もご参考にして下さい。

1.「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」の書き方

(1)多くの強みを洗い出す

 小規模事業者における戦略の鉄則は、強みの強化・活用ですが、1つの強みを強化・活用するよりも、複数の強みを強化・活用した方が成果は出やすいため、強みを数多く洗い出す必要があります。

 同社が記載してきた内容は、一言で述べると「研修の質が高い」ということだけでしたが、強みを検討する際の視点として、人・物・金・情報という経営資源の切り口があります。

 そこで同社には、経営者の経歴や登録講師のスキルといった人的資源の強み、事務所の立地といった物的資源の強み、金融機関との関係性といった財務的資源の強み、研修に活用できる助成金獲得のノウハウといった情報的資源の強みを洗い出していただきました。

(2)具体的に記載する

 人材育成を考える時には、目に見える効果と目に見えない効果に切り分けることをお勧めしています。目に見える効果は、人材を育成することによって、その人材の変化がわかる効果であり、具体的には作業の仕方やコミュニケーションなどが挙げられます。これに対して目に見えない効果は、一見その人材の変化がわからない効果であり、モチベ-ションやメンタルヘルス、チームワークなどが挙げられます。

 同社は、前述の通り「研修の質が高い」という強みを述べていますが、どんな質がどのように高いのか読み手は皆目見当がつきません。例えば「○○という研修手法によってモチベーションの上がる研修が提供できる」など、目に見える効果、目に見えない効果をどのように出すことのできる研修を提供できるのかを検討していただきました。

(3)「だから何?」を意識する

 同社は「自社や自社の提供する商品・サービスの強み」として、同社に登録している講師2名の経歴を記載していました。ですが、その経歴自体は強みではなく、その経歴を活かした差別的優位性が強みであるはずです。

 つまり「その経歴があることは分かった。だから何?」という問いの答えが強みであるということです。例えば、ガソリンスタンドの現場に20年以上身を置いた経歴があること自体は強みではなく、それを活かして現場で働くスタッフの気持ちを踏まえた実践的な研修が実施できるという点が強みであるということです。これを意識して強みを記載していただきました。

 このようにして同社は、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書①<経営計画>の「3.自社や自社の提供する商品・サービスの強み」をブラッシュアップしていきましたが、次回のコラムでは「4.経営方針・目標と今後のプラン」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

 弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

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