小規模事業者持続化補助金一般型に採択された整体院の事例①

小規模事業者持続化補助金

 同院は、ダイエットと外反母趾の治療に力を入れる整体院ですが、業績を拡大させるためにチラシの作成・ポスティングとweb広告を実施することにしました。そこでその費用の一部を小規模事業者持続化補助金一般型で調達したいと考え、弊社の支援を受けながら計画書を作成し、応募したところ、無事採択されました。

 そこで今回のコラムから、同院が採択される計画書をどのように作成したのかをご紹介していきます。下図は、小規模事業者持続化補助金<一般型>に応募する際の作成資料ですが、今回のコラムでは、その赤枠部分、様式2-1 経営計画書兼補助事業計画書① <経営計画 >「1.企業概要」について見ていきます。なお、当コラムの内容は2021年9月19日時点の情報に基づいています。

1.「企業概要」の書き方

(1)予め構成を決める

 書きたいことを思うままつらつらと記載するのは、まとまりがなくなり、冗長になりがちです。そこで予め構成を決めてから記載することが重要ですが、ポイントはどのような見出しをつけるかという点です。

 見出しがあれば、見出しごとに内容がまとまりやすくなりますし、読み手としては、どのような内容が書かれているか、全体感が把握しやすくなる結果、短時間で内容の理解が進む可能性が高まります。同院の場合は、【沿革・事業概要】【立地】【売上総額・利益総額の大きい商品・サービス】という3つの見出しを設けました。

(2)ビジュアルに訴求する

 【沿革・事業概要】は同院の生い立ちを訴求することで、読み手が同院の理解を深めることが期待できす。また【立地】は店舗ビジネスの大きなポイントとなるため、外せないと考えました。

 そして、これらを文章だけでなく、ビジュアルに訴求することにより、さらに読み手の理解を深めることが可能となります。【沿革・事業概要】においては、代表と同院外観の写真を、【立地】においては、同院が立地する自治体と近隣の地図を盛り込みました。

(3)売上・利益総額の大きい商品・サービスを記載する

 冒頭に示したとおり、同院はダイエットと外反母趾の治療に力を入れています。よって、これらの売上高や利益を述べることは、それらにどの程度力を入れているのかが分かります。

 よって、売上高の大きい商品・サービス、利益総額の大きい商品・サービスそれぞれのベスト5をピックアップし、商品・サービス名と金額をまとめた表を作成しました。この表は、日本商工会議所や全国商工会連合会が公開している記入例にも記載があります。

 このようにして同院は (1)予め構成を決める、(2)ビジュアルに訴求する、(3) 売上・利益総額の大きい商品・サービスを記載する、を意識して「企業概要」欄の内容を作成しました。次回のコラムではこれに続く「顧客ニーズと市場の動向」を見ていきます。

2.小規模事業者持続化補助金の計画書作成をサポートします

 弊社の1,000件を超える支援実績を通じて蓄積してきたノウハウを活用して、計画書作成のサポートを行い、採択の可能性を高めます。詳しくはこちらから↓↓↓

3.メルマガ会員様募集中

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4.電子書籍のご案内(2021年3月22日発行)

小規模事業者持続化補助金に応募したくなる本