インパクトの強い広告の要素を考えてみる

某理容店の看板

 この写真は、先日、都内某所で目にした理容店の看板ですが、インパクトが強いと思いました。「目が合いましたね」という女性からの語りかけ。「目」の字と「髪」の字を並べることで「女神」に掛けているオヤジギャグ的センス。

 気になったのでネットで検索してみたところ、この手法を使った事例をいくつか見つけました。見つけただけではつまらないので、今回のコラムでは、この「目が合いましたね」を活用した広告の事例を紹介し、その効果を見ていくことで、インパクトのある広告が持つ要素を考えてみます。

電車内広告の事例

 札幌市交通局では、車内広告の出稿企業を募集するための広告として、「目が合いましたねw」という広告を電車内に出稿しました。これは、あなたがこの広告物を見ているように、他の人も広告を見るのだから、車内広告を出してみませんかというものです。

 この広告に関しては、ネット上の掲示板では「マジでうざかった」「煽り広告ワロタwww」など書き込みが多数あり、盛り上がったようです。広告は売上を今以上に得るための手段ですが、このように話題になることでネット上で拡散され、効果はより高まるでしょう。

自販機広告の事例

 こちらは、都内数か所の飲料自販機に掲示されている告知物です。「目が合いましたね これも何かの円」と「縁」と「円」をかけているところは、冒頭の「目髪」と「女神」を掛けているオヤジギャグの香りがします。

バーナム効果とは

 誰にでも当てはまる内容でありながら、自分個人のこととして捉えてしまったり、自分を理解してくれていると捉えてしまったりする心理をバーナム効果と言います。

 冒頭で紹介した理容店の広告のように、こちらを見ている女性が掲載された看板を見た人は誰でもその女性と目が合ったことになります。それは当然のことでありながら、自分に対してだけのメッセージと錯覚してしまうため、インパクトが大きくなります。

 そして、冒頭の理容店の看板におけるポイントとして挙げられれるのは、目が合ったことと髪を切ることには関連性がないということです。ですが、バーナム効果によって、インパクトを高めています。

 よって、飲食店であれば「目が合いましたね コーヒーを飲みましょう」、ガソリンスタンドであれば「目が合いましたね 洗車しましょう」、衣料品店であれば「目が合いましたね コートを試着してみましょう」などの広告を掲示することが可能です。これにオヤジギャグを被せる必要性はともかくとして、活用してみる価値はあると思いましたがいかがでしょうか。

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