店舗の雰囲気を良くするには

戦略の考え方

1.店舗の雰囲気を良くするには

店舗の雰囲気を良くするための方策(1)ネガティブな言動を控える

 かつてある研修講師がコミュニケーション研修を実施した際の話です。2人1組になっていただき、最近嬉しかったことを3分間で話していただくというペアワークを実施しようとしました。ところが、受講者から「最近嬉しかったことなどありません」と言われてしまい、急遽、最近悔しかったことや、腹が立ったことを3分で話させたそうです。

 結果は、3分が経過する前にぺアワークを中止せざるを得ませんでした。場の雰囲気が暗く沈んでしまい、とても研修を継続する雰囲気ではなくなってしまったからなのだそうです。

 また、かつて「毎日鏡に向かってため息をつく」という実験が行われました。これは、うつ病になる過程を調べる目的がありましたが、被験者が立ちどころに不調となり、実験は期限が来る前に中止せざるを得ませんでした。

 このように、ネガティブな言動は場の雰囲気を悪くさせますので、雰囲気を良くしたかったらこのような言動を潰す必要があります。

店舗の雰囲気を良くするための方策(2)ポジティブな表情を出す

 一般に、人は傷つくと笑顔を出すことが困難になります。気分は表情に出るものですし、表情は気分に影響します。であるならば、苦しい時にあえて笑顔を出すことは、気分を変え、自分を元気にさせてくれる可能性があります。ですが、苦しい時にあえて笑顔を出すことは辛い、という人がいます。これは、周りに遠慮して笑顔を出そうとするから辛いわけです。

 そこで人目のない場所に行って、自分自身に微笑みかけてみるとまさに空元気が元気になってくるといいます。この効果を信じている人から、声をあげて笑っている自分、微笑んでいる自分の顔を携帯電話でその都度撮影し、習慣化することで、気分が良くなって免疫力が高まり、持病を克服したという話を聞きました(もちろん、しっかりした治療と並行しての話です)。

 雰囲気の良い店舗は、雰囲気の良い従業員の集合体です。当然、気分がポジティブですから、発言や行動もポジティブです。従業員をそのような状態にするには、経営者・店長が笑顔に溢れ、ポジティブな発言を多数することが大前提となります。業績が伸びない時こそ、笑顔を出し、ポジティブに活動することが業績向上の第一歩だと言えるでしょう。笑顔の出し方に関しては、こちらのコラム上手な笑顔の作り方も参考にしてください。

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1年で70人のアルバイトに辞められたガソリンスタンド店長が人材に全く困らなくなった理由:育成編
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