ガソリンスタンドがSNSを活用するべき5つの理由

インターネットの活用

 アイドルユニット「嵐」がジャニーズ所属のタレントとして初めてSNSのアカウントを解禁し、9時間でTwitterのフォロワー数が100万を突破しました。改めてSNSが人々の生活に浸透していること、そして「嵐」の人気を思い知らされたわけですが、このSNSはプライベートでもビジネスでも活用することが可能です。

 SNSはSocial Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略で、インターネットを活用して人間関係を構築できるサービスの総称とされます。情報の発信・共有・拡散といった機能に重きが置かれ、中小企業庁で5大SNSとしているTwitter、Facebook、Instagram、LINE、YouTubeなどが代表的なものと言えるでしょう。

 今回のコラムでは、このSNSをビジネスで使うべき理由を、ガソリンスタンドを題材に見て行きます。

1.ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由

ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由(1)生存報告ができるから

 営業時間や経営理念、取扱品目といったフォーマルな情報をネットにアップすることも必要ですが、そればかりだと読み手としては、親近感を抱きにくいものです。

 そこで、店舗の日常を発信することにより、スタッフや店舗の人となりを訴求することが有効ですが、その際にSNSが活用できます。具体的には、スタッフ自慢のお弁当、洗車をしてきれいになった車両、店舗から見える風景、オイル交換のシーンなど営業時間中の出来事をアップしていきます。

 くだらないと思えることでも、店舗の日常を公開することによる生存報告が目的ですので、どんどんアップしていくことにより、情報の受け手は親近感を抱く可能性が高まります。

ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由(2)突発的な告知ができるから

 2019年9月10月の台風上陸で、千葉県内にある多くのガソリンスタンドには、給油待ちの行列ができ、品切れの店舗も多数発生しました。そんな中、ガソリンの入荷状況や、1台当たりの給油制限量などの情報を発信したガソリンスタンドもあります。

 そのようなガソリンスタンドは、顧客に無駄足を踏ませることを予防し、利便性を提供することができたわけですが、この際に活用されたのはSNSでした。SNSは、リアルタイムに新鮮な情報の拡散ができますから、このような突発的な告知が可能であり、「明日は雨だからガソリンを安くします」という形でも活用が可能となります。

ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由(3)人材の募集ができるから

 アルバイトの労働市場に特化した調査研究機関であるツナグ働き方研究所によると、Twitterには35万件を超える求人情報が投稿されています。ガソリンスタンドは若年層の人材が欲しいケースが多く、Twitterのユーザーも若年層が多いことから相性が良いと言えるでしょう。

 投稿する文面に「#アルバイト募集」をつけることで応募者が発生する確率が高まります。なお、応募があった際のやり取りは、Twitterであればダイレクトメッセージなど、SNS内でのやり取りで完結させましょう。やり取りを他のSNSやメールに移行した時点で応募者は冷めてしまうものです。なお、募集の文面はこちらのコラムを参考にしてください。
 応募者が集まる求人メッセージを作る6つのステップ

ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由(4)ストック型情報の告知ができるから

 ブログ記事は、検索ワードが一致すると検索結果として表示されるストック型と言われる情報です。これに対して、SNSで発信される情報は、どんどん新しい情報が流れてくるフロー型と言われる情報です。

 そして、ブログに掲載したストック型情報は、SNSで告知をすることにより、ブログの閲覧者を増加させる可能性が高まります。逆に、ホームページやブログなどにSNSで発信したフロー型情報が反映されるようにしておくと、相乗効果が高まります。

 つまり、ストック型情報をフロー型情報媒体で告知し、フロー型情報をストック型情報媒体で告知すれば、互いのアクセス数が増加する可能性が高まるということです。

ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由(5)インスタ映えを訴求できるから

 「ガソスタ映え」という言葉がありますが、夜のガソリンスタンドは照明も明るく、愛車の美しさが際立った写真が撮れることを指します。これを活用し、スタッフや顧客のガソスタ映えした愛車の写真を、許可を得た上でSNSにアップすることにより、閲覧者を増やすことが可能です。詳しくは以下のコラムを参考にしてください。
 ガソリンスタンドがインスタ映えを集客に活かす3ステップ

 今回のコラムでは、ガソリンスタンドがSNSを活用するべき理由として、(1)生存報告ができるから、(2)突発的な告知ができるから、(3)人材の募集ができるから、(4)ストック型情報の告知ができるから、(5)インスタ映えを訴求できるから、を挙げました。

 嵐のようにフォロワー数100万とはいかないかもしれませんが、一般的にフォロワー数は1,000を超えると効果が出やすいと言われます。今回見てきた理由を意識してSNSを活用していきましょう。

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1年で70人のアルバイトに辞められたガソリンスタンド店長が人材に全く困らなくなった理由:育成編~人材が育つ職場と人材に見放される職場の境界線~
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