具体的に書く~小規模事業者持続化補助金に採択されるには⑧~

 ※こちらのコラムは2018年3月9日公募開始、2018年5月18日締め切りの「平成29年度 補正予算 小規模事業者持続化補助金」をテーマとしたコラムです。

書くべき欄に書くべきことを書く

 今回からは、小規模事業者持続化補助金に応募する際に提出する「様式3 補助事業計画書」を見ていきます。

 様式2が会社全体の計画であるのに対して、様式3は会社全体の計画をもとにして、小規模事業者持続化補助金を使いたい事業(補助事業)の計画となります。
 この区分けが明確になっておらず、「様式2 4.経営方針・目標と今後のプラン」に記載したことが繰り返されているケースが多いです。「書くべき欄に書くべきことを書く」ことが重要ですので、強く意識しましょう。

「具体的」とは


 様式3を見ていきます。 

 「1.補助事業で行う事業名」は変に凝ったものでなくて構いません。30文字以内という制限さえ守っていればよいでしょう。

 「2.販路開拓等の取組内容」に関しては、公募要領の「審査の観点」に以下の記述があります。
 ◇補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。

 「具体的」を辞書で引くと「はっきりとした実体を備えているさま。個々の事物に即しているさま」とあります。一言で表すと、何をするのか読み手がわかる、ということです。そこでお勧めしているのは、いつ(When)、どこで(Where)、だれが(Who)、なにを(What)、なぜ(Why)、どのように(How)の5W1Hを明確にする記載方法です。

 チラシを作るのなら、いつ作るのか、どこへ発注するのか、誰が発注するのか、なぜ作るのか、どのように作るのか、を明確にします。

 また、同じく「審査の観点」には、以下の記載があります。
 ◇補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。

 よって、「どのように」の記載は、事業者様なりの「創意工夫の特徴」を示すこととなります。

 次の「3.業務効率化(生産性向上)の取組内容」は任意記入なので、該当するのであれば記入します。

「三方よし」を意識する

 「4.補助事業の効果」に関しては、自社の効果、顧客の効果、地域社会の効果、といった観点から記載します。「売り手良し、買い手良し、世間良し」という近江商人の「三方よし」の考え方です。

 自社の効果は、売上・利益の向上など、書きやすいと思います。顧客の効果としては、「チラシによって、当社の強みを知ることができる」といった内容が書けるはずです。地域社会の効果では、過去に採択された、あるエステサロンを運営する事業者様が以下の内容を記載していました。

 「当社を利用する女性が増加することにより、地域には美しい女性が増える。容姿が整うと外出したくなり、消費が増える。それにより、地域の小売店が潤い、その小売店と取引のある卸売業者、その卸売業者と取引のある製造業者が潤い、結果として地域社会の活性化につながる。」

 自社にだけでなく、外部環境にも目を向けていることが重要なのです。

 なお、こちらのコラムも参考にして下さい。

 小規模事業者持続化補助金に採択されるには①
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには②
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには③
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには④
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには⑤
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには⑥
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには⑦
 小規模事業者持続化補助金に採択されるには⑨

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