上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイント③

小規模事業者持続化補助金

 「前回の補助金に申し込むことができませんでした」というある事業者様の相談を受け、話を聞くと補助金申請時のルールブックである公募要領をきちんと理解していなかったことが原因でした。実際、これをしっかり読み込み、不明な内容をしっかり調べれば、申請は容易ですし、採択率が高い印象もあります。

 小規模事業者持続化補助金<一般型>については、2022年3月22日に新たな公募要領が公開されました。当コラムではこの公募要領に基づき、当補助金申請時の留意点や採択のポイントを述べていきます。なお、当公募要領は以下のサイトからダウンロードすることができます。

【商工会議所地区】

小規模事業者持続化補助金(一般型)
小規模事業者持続化補助金は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者等の地道な販路開拓等の取り組みや、業務効率化の取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助いたします。

【商工会地区】

小規模事業者持続化補助金【一般型】  Top

1.上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイントPart3

上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイントPart3(1)直近の締め切りは6月3日(金)

 2022年3月22日に公表された公募要領では、直近の回(第8回)の申請受付は2022年6月3日(金)となっています。ですが、意識しなければならない締め切りはこの他に以下へ示したものがあります。

 これらの締め切りを失念してしまうと申請ができなかったり、補助金が交付されなかったりするリスクが発生しますので、意識しておきましょう。

上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイントPart3(2)暫定Gビズ IDプライムアカウントは使用できない

 補助金に採択されるためには、審査を通過する必要があり、当補助金の審査時における加点項目のひとつに電子申請があります。これは、申請書類を郵送で提出した方よりも、インターネットを用いて「Jグランツ」というシステムから申請した方のほうが、審査が有利になるというものです。

 この「Jグランツ」というシステムにログインする際に使用するのが「G ビズ ID プライムアカウント」です。この発行には所定の手続きがあり、数週間が要されますので、締め切り直前に取得することは困難です。

 そこで、「G ビズ ID プライムアカウント」の取得を失念した方でも電子申請ができるようにしたのが「暫定Gビズ IDプライムアカウント」です。これは発行に時間がかからないので、申請時に限り「G ビズ ID プライムアカウント」の代わりに使えるものです。

 しかし、今回からは「暫定Gビズ IDプライムアカウント」での申請はできないことになりました。よって、電子申請で加点を狙う方は「G ビズ ID プライムアカウント」を早めに取得しておき、念のためログインできるかどうか確認しておくことをお勧めします。

上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイントPart3(3)基礎審査の内容はほぼ変更なし

 当公募要領「審査の観点」では、文字通りどのような観点から審査がなされるのかが記載されています。この「審査の観点」はⅠ.基礎審査、Ⅱ.加点審査、Ⅲ.政策加点審査からなりますが、基礎審査の内容は、以前のものとほとんど変更がありません。

 下図は、当補助金における基礎審査の内容について、第7回まで(これまで)と、第8回から(これから)の内容を比較したものです。後者には下線部分が追記されていますが、内容に大きな差はないようです。

上限200万円!持続化補助金<一般型>公募要領のポイントPart3(4)加点審査の内容は増加した

 下図は、第7回まで(これまで)の「審査の観点」内「加点審査」の内容です。

 これに対して、第8回から(これから)の「審査の観点」内「加点審査」の内容は以下となっています。今回の「加点審査」で追加された部分は、下図の下線部分になります。

 まず、①自社の経営状況分析の妥当性の「自社の経営状況を適切に把握し」という部分は、自社の売上高推移や売れ筋商品といった内部環境を適切に把握し、記載しているかという点が審査内容に加わったと言うことができます。

 また④積算の透明性・適切性の「事業計画に合致した」「真に必要な金額が計上されているか」という部分は、補助事業と経費の関連性がこれまで以上に重視されると言えるでしょう。

 ここまで3回にわたって2022年3月22日に公開された、小規模事業者持続化補助金<一般型>公募要領のポイントを述べてきましたが、それらをまとめたものが下表となります。

 また、今回までのコラムは以下となります。

 繰り返しになりますが、申請の際のルールブックは内容をきちんと把握しておくことが、採択のポイントとなりますので、参考にしていただければと思います。

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小規模事業者持続化補助金に応募したくなる本
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