低感染リスク型ビジネス枠で【不採択】だった整体院の事例⑤

小規模事業者持続化補助金

 同院は女性患者専門の整体院ですが、インターネットを活用した告知活動を行うための資金を調達するべく、小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>を活用することにしました。そこで、計画書を作成して当補助金に応募したわけですが、残念ながら不採択となってしまいました。

 その計画書をもとに、なぜ不採択になってしまったのか、想定される理由を検証していきますが、今回のコラムでは低感染リスク型ビジネス枠で【不採択】だった整体院の事例④に引き続き<補助事業計画>「3.補助事業の効果」について見ていきます。

1.不採択の想定理由「補助事業の効果」編

(1)数字で効果を示していない

 同院は補助事業の効果として、「新たな見込客の獲得」「収益が増加する」「リピート率の向上」「費用対効果の高い売上の達成」といった内容が記載されていました。

 これらは数値で表すことのできる効果ですから、どの程度の見込客が獲得できるのか、どの程度リピート率が向上できるのか、どの程度の売上が見込めるのか、といった効果を示すことにより、説得力の向上が期待できます。

 ですが、同院は数値で効果を一切示していなかったため、高い説得力を持った内容にはなっておらず、不採択の可能性を高めてしまったと想定されます。

(2)不要なことを記載している

 同院が当欄に記載してこられた内容のひとつに「前年度約120%以上の売上」がありました。よってこれは定量的効果かと思いきや、それに続く文章は「を目標とする」となっており、効果を書く欄に目標を記載していました。

 低感染リスク型ビジネス枠で【不採択】だった整体院の事例①で見たように、<経営計画>「1.自社の事業概要」には、自社の経営方針・目標等についても記載してくださいという但し書きがあり、目標はそちらの欄に記載することになっています。

 書くべき欄に書くべきことが書かれていないことで、読み手は内容が理解しにくくなり、採択の可能性を低めてしまった恐れがあります。

(3)因果を丁寧に繋いでいない

 同院が記載された内容に「当事業で既存事業のコロナ対策を強化することができれば、新たな見込客を獲得できる」というものがありました。ですが「既存事業のコロナ対策を強化させること」と「新たな見込客を獲得できること」にどのような関連があるのかが読み取れませんでした。

 「既存事業のコロナ対策を強化することにより、その対策を広く多くの方に訴求できるため、新たな見込客が獲得できる」のかもしれませんし、「既存事業のコロナ対策を強化することにより、既存顧客が安心して知り合いを紹介でき、新たな見込客が獲得できる」のかもしれません。

 このように因果を丁寧に繋ぐことで、読み手の「なぜそうなるのか」という疑問が解消され、説得力の向上が期待できますが、同院にはそれがなかったことが採択の可能性を低めてしまった恐れがあります。

 今回のコラムでは不採択の想定理由として(1) 数字で効果を示していない、(2)不要なことを記載している、(3)因果を丁寧に繋いでいない、を挙げました。また、不採択の直接的な要因ではないと思いますが、「ですます調」と「である調」の文章が混在している点も気になりました。

 まずは大前提として、小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>は、この補助金を使うことにより接触機会の減少が実現できなければ採択されないという点を意識して、同院にはリベンジを果たしていただきたいと思います。

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